フィギュアアーティスト ―木村旨邦
木村旨邦 (きむら・むねくに)
北海道帯広市出身
東京デザイナー学院グラフィックデザイン科卒
現在までに広告系デザイン、 児童書籍(海外絵本)の出版編集、環境デザイン(サインデザイン)、CG・アートスクールでの教育、教育関連の出版編集などさまざまな仕事に携わる。個人活動では心象的でスピリチュアルな宇宙の風景画や女性をメインにした肖像画などの作品を発表。また造形面ではフィギュア制作なども行う。 制作のテーマはつながる発想やイメージを形にすること。
― アート、デザインをはじめた経緯は?
なんでも2歳頃から、僕は絵を描いていたそうです。絵やモノ作りは遊びで子ども時代からやってきましたが、高校時代あたりからアートやデザインに本格的に興味を抱き、創作活動を通じて、作品を作る面白さを感じてきました。仕事としてはデザイン関連に幅広く関わっていますが、“デザイン”と言っても一つの職種にこだわりたくないというのもあって、さまざまなデザイン業に携わってきました。さまざまな職種を経験したことで、職種に関わらず、異業種同士をリンクさせる発想力が柔軟になり脳細胞も活性化していったというのはあるし、少なからず役立っていると思います。
― 本当にさまざまなお仕事をされていらっしゃいますが、アーティストとしての活動のほうはどのようにされてきたのでしょうか?
趣味で学生の頃から絵の制作はずっと続けていました。もう20年以上たちますが、絵では2度個展を開きました。主に自然をテーマにしたヒーリング系の作品ですが、人に関心があるのでいろいろな視点から創作活動をしてきました。児童書籍の仕事として、91年に絵本のイラストを描きアメリカ、ドイツ、フランスで出版されたこともあります。農場の動物がたくさん登場する児童書籍でしたが、今の犬キャラクターのフィギュアとつながるものがありますね。
― 犬キャラクター“フルーティードッグ“について
フルーティードッグの犬キャラクターのモットーは、“人に夢と元気を与えること” です。これはデザインやアート全般にも通じることですよね。ここでは彼らの物語を通じて、人々の心のサプリメントになれるように、フィギュアやムービーやグッズ等、いろいろ楽しいことを展開していく予定ですので是非応援してください!
― フィギュア造形はいつ頃からやっているんですか?


造形に関してはいつからということなくずっと好きでやっていましたね。粘土でキャラクターを作り始めたのはたぶん小学校3・4年頃からで、学校から帰宅しては毎日机に向かって、当時の変身モノのキャラクターを作っては遊んでたので、その頃からフィギュア(立体物)には興味があったと思います。

原型師も使用するスカルピーという粘土で改めて本格的にフィギュア制作を始めたのが2000年頃からです。当時“アートスクール”というものに携わっていまして、アナログ的な基礎講座としてのキャラクターデザイン講座みたいなものをやっていたのですが、実際に粘土を使って立体的に制作する、つまり自分の手でキャラクターを作ることで、もっとキャラクターを作る面白さを感じてもらおうというふうに考えているうちに、自分の中でもすごく面白くなってきて、次から次へと作っていました。

フィギュアは作るほどに面白さが増してくる創作活動で、作りながら作品から教えられることが多々あるんですよ。興味はつきませんし、これからもどんどんチャレンジしていきます!

― 作る時に注意・工夫している点は?
そうですね・・作るタイプによって違いますが、リアル系フィギュアなら、“作る“というより“再現する“と言ったほうがいいかな。出来るだけ正確に再現したいので、普段目にしない箇所までしっかり見て形をよく知ることがとても大切です。
オリジナルキャラクターだったら、やはりイメージですね。そのキャラクターの世界観や展開を見越してのポーズとか、統一感とか。それにフルーティードッグの場合には表情、特に目は一番大事ですね。好奇心一杯で何かを見つめる表情が、彼らの場合とても大切なんです。フィギュア制作は、作り方ってひとそれぞれなので、答えがないと思うんです。

細かく言ったら制作工程すべてに注意と工夫が必要です、常に。骨組み、盛り付け、色彩、演出、表情、おなじくらいパワーを注ぎます。ただ、リアル系の場合もオリジナルの場合も、それを受け取ってもらう人によろこんでいただけるってことが、一番大切なことなので、常にそこは意識しますよ。それがあると、ここはもう少しこうしようとか、いろいろ手が動きますからね。完成して、いつまでたっても飽きのこない作品を目指したいです。

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